大口 純一郎(ピアノ)  1949年、東京生まれ。幼少時代はロンドンに在住し、クラシックに親しむ。大学時代より、ビル・エバンス、アントニオ・カルロス・ジョビンに影響を受け、JAZZ、ブラジル音楽を始める。東工大卒業後、1974年にプロ入り。以後、渡辺文男を始め数多くのグループで演奏。またJAZZの活動に留まらず、加藤登紀子、小野リサのピアニスト、アレンジャーとして活躍するなど多方面で才能を発揮。、2001年、イーストワークスエンターテインメントより、リーダーアルバム「BIG SMILE」をリリース。2002年発刊のジャズ批評113号「ピアノトリオ最前線」では、多くの世界のピアニストが挙げられる中、わずかな日本人ピアニストとして選出され「実力者として信頼される名手」と絶大な評価を得る。全国の、ライブハウス、ホール、JAZZフェステバル等で個性溢れる演奏を披露し、精力的な活動を展開している。日本を代表するピアニストである。

林 栄一(アルトサックス)  1950年東京生まれ。中学時代ブラスバンドでSAXを始める。17才でプロになり、Big Band やR&B Band で修行を積む。1980年、山下洋輔トリオにプラスワンとして参加、1990年、自己のバンド「マズル」を結成し、初リーダーアルバム『MAZURU』を発表。現在は林栄一グループをはじめ、渋谷毅(p)オーケストラ、板橋文夫(p)グループ等で活躍している。自己の林栄一オーケストラでは、そのほとんどを北海道で活躍するミュージシャンを起用し、アレンジも担当し、キタオンジャズフェスティバルに出演。楽曲ナーダムは、マズルのオリジナル曲だが渋さ知らずでの演奏で起用される他、釧路で行われた100人のナーダムで祭では、林を慕う道内のミュージシャンが100人集まるほど、信望も厚いミュージシャンである。

藤井信雄(ドラム)  1952年北海道生まれ早大JAZZ研で音楽活動開始。渡辺貞夫、坂田明、渋谷毅、橋本一子、林栄一 等と共演。近年まで、菊地成孔Quintet Live Dub、Date Course Pentegon Royal Gardenにて活躍坪口昌恭Trio、Giulietta Machine 等のバンドの他ライブ、セッション、レコーディングなどが主な活動。

秋田 祐二(Bass)  1964年三笠市生まれ。中学時代よりベースを始める。札幌の様々なロック・レゲェバンドのベースとして活躍し、後にジャズに傾倒。ベーシスト故川端民生氏(ネイティブサン)唯一の免許皆伝の弟子であり、型にはまらず、独特かつ切れ味鋭いプレイで人気を集めている。プロ転向後、福井良グループを経て自らのグループ「スタンダードカニBAND」を結成、ライブハウスを満員にしてのライブを連発、ゲストとして片山広明らも参加している。現在は自己のトリオと新生かにバンドなどで活動他、ヤマハセッションコース講師など音楽教育にも熱心に参加し、林栄一・小山彰太・板橋文夫・峰厚介などの東京のミュージシャンとの交流も深く、信頼をうけているまたジャズだけにとどまらずシンガーの寺田町の北海道ツアーに参加、稲本潤(横道坊主)との共演等、幅広いジャンルで活躍している。現在、北海道を代表する【空間系ベーシスト】である。2007年心筋梗塞で倒れるが奇跡の復活をとげ、同年退院日にジャズフェスティバルに出演し会場内にて応援するファンにかこまれすばらしい演奏した記憶はあたらしい。